いろいろと難しくて。
2016.01.06 Wed
震災で破損した作品の修理に入ります。
まず状態ですが、結構ガッツリえぐれています。

見えている部分が木の部分なのか、下地の部分なのかよくわかりません。
本堅地という方法で下地処理をしているので、そうそう木までは出てこないかなとは思います。
とりあえず研ぎたいのですが、もし木だった場合 水研ぎの水が浸みてしまうので、まずは生漆を染み込ませて防水効果をもたせます。

こんな感じで。。。


入っている亀裂が、表面だけで済んでいればいいんですが・・・。
↑ちなみにここまでが2015年内にやった仕事。
正月を挟み、漆も十分に硬化したところで、2016年早々に研ぎに入りました。
ロクロにセット!

こんな感じで、水をつけながら表面の漆を取ってしまいます。

洗って水をふき取るとこんな感じ。

なんとか下地だけでくい止まっているようです。


しかし部分的には木も見えてるかも。

こうして漆を取ってみると、思っていた以上に大変な状態になっているのがわかります。

でも、それでも割れないで原型を保てているのは、布着せと、本堅地という堅牢な技法のおかげですね。

青いほうよりも、朱のほうがちょっと厄介なダメージを受けています。
これらの欠けた部分をまずは埋めます。
ただ、意外と傷が深いので、よくブログにも出てくる「錆」では埋めきれなさそうなのと、ちょっと柔らかすぎるので、今回は「刻苧(こくそ)」を作って使います。
刻苧というのは、漆とか木粉とかいろいろ混ぜて作ったパテですね。
固まるとカチカチになります。
木の節とか、深い穴を埋めたりするときにも使います。
しかし、刻苧の作り方忘れたな〜(笑)
久しぶりすぎるなぁ。まぁ、いろいろ混ぜてれば刻苧になるんだと思いますが(ォィ
とりあえず、今日はここまで!(笑)
まず状態ですが、結構ガッツリえぐれています。

見えている部分が木の部分なのか、下地の部分なのかよくわかりません。
本堅地という方法で下地処理をしているので、そうそう木までは出てこないかなとは思います。
とりあえず研ぎたいのですが、もし木だった場合 水研ぎの水が浸みてしまうので、まずは生漆を染み込ませて防水効果をもたせます。

こんな感じで。。。


入っている亀裂が、表面だけで済んでいればいいんですが・・・。
↑ちなみにここまでが2015年内にやった仕事。
正月を挟み、漆も十分に硬化したところで、2016年早々に研ぎに入りました。
ロクロにセット!

こんな感じで、水をつけながら表面の漆を取ってしまいます。

洗って水をふき取るとこんな感じ。

なんとか下地だけでくい止まっているようです。


しかし部分的には木も見えてるかも。

こうして漆を取ってみると、思っていた以上に大変な状態になっているのがわかります。

でも、それでも割れないで原型を保てているのは、布着せと、本堅地という堅牢な技法のおかげですね。

青いほうよりも、朱のほうがちょっと厄介なダメージを受けています。
これらの欠けた部分をまずは埋めます。
ただ、意外と傷が深いので、よくブログにも出てくる「錆」では埋めきれなさそうなのと、ちょっと柔らかすぎるので、今回は「刻苧(こくそ)」を作って使います。
刻苧というのは、漆とか木粉とかいろいろ混ぜて作ったパテですね。
固まるとカチカチになります。
木の節とか、深い穴を埋めたりするときにも使います。
しかし、刻苧の作り方忘れたな〜(笑)
久しぶりすぎるなぁ。まぁ、いろいろ混ぜてれば刻苧になるんだと思いますが(ォィ
とりあえず、今日はここまで!(笑)
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