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八雲塗り。

2011.10.18 Tue
好きな技法。というより、なるべくよく使うように心がけている加飾技法があります。

それは、地元島根の「八雲塗り」。

輪島塗、や津軽塗などと比べて「え、そんな塗りがあるの!?」っていう感じですが、
漆の産地自体は意外と全国各地にあって、
それぞれの特色を持っています。

とはいえ私も地元にいるあいだは「八雲塗り」という言葉さえ知りませんでした・・・。


大学3年の夏にインターンシップで
地元の塗師さんのところでお世話になり、それ以来 作品に八雲塗りの要素を入れるようになりました。

SANY3262.jpg
現在八雲塗りの漆器を制作している漆器屋さんが松江でも2軒しかないので、
八雲塗りの定義は?と聞かれると、ちょっと難しいのですが

共通する部分は
「色漆や乾漆粉で描いた絵の上に透き漆をかけ、研ぎだして呂色上げする」
だと思います。

絵で好まれるのは、一年中使用できるように「さくら」や「もみじ」の柄。
そして県花である「牡丹」。
そして宍道湖に夕日が沈む風景画らしいです。

そしてそして、使用する透き漆は「木地呂漆(きじろうるし)」の場合が多いということ。


金沢美大では透き漆というとほとんど「朱合」か「梨地」を使うので
木地呂漆の存在はかなり薄いです。
知らない学生もいると思います。

ですが私にとっては、使い易い透き漆No.1です。

サラサラしていて伸びやすい、縮みにくい、乾きが早い、青系の顔料と混ぜたときに発色を殺さない、などなど。

私が好む作業と相性が良いみたいです。

SANY3265.jpg
今回もまた、漆で描いた線の上に乾漆粉を蒔きました。
この状態で乾かしても、デコボコザラザラしているだけなので、
上に木地呂をかけて研ぎ出し、面一にして仕上げます。

色漆ではできない微妙なグラデーションができます。
漆っぽくない、グラフィカルな感じ。

現代版 八雲塗り。 と呼べたらいいな(笑)


やはり地元ということもあって愛着も強いので、
この技法を絶やさないよう これからもいろいろな表現方法を模索していきたいです。



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